新潟大学管弦楽団

指揮者紹介

■河地良智(常任指揮者)

河地良智

桐朋学園大学指揮科に学び、斎藤秀雄、秋山和慶氏に師事。

1973年第3回民音指揮コンクールで奨励賞受賞。1975年群響正指揮者に就任。 その後も東響・都響・東フィル・新日フィル等主要オーケストラの指揮台に立つ。

現在、洗足学園音楽大学教授、同大学院音楽研究科長、東京芸術大学講師、二期会オペラ研究所講師として後進の指導にもあたっている。

河地先生は新潟大学管弦楽団のある意味で生みの親であります。 河地先生がアドバイスをして下さったことはこれまで数知れず。 現在のそうそうたるトレーナーの先生を揃えて下さったのも河地先生のご尽力ですし、 サマーコンサートも河地先生がいらっしゃった時に年2回の演奏会が必要という事で始まった演奏会です。 我がオーケストラにとって救いの神であったのは言うまでもありません。 先生の50歳の誕生日の際には、先生の来新15年目にもなるという事で、ささやかながら感謝の意を表しました。

■ヴォルフガング・ポデュシュカ(名誉指揮者)

1919年、ウィーンに生まれる。 19歳でウィーン国立歌劇場の第1ヴァイオリン奏者、20歳でウィーン・フィルハーモニー管弦楽団団員となる。 その後、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場のコンサートマスターを20年間、 ウィーン・フィル団長を4年間務めている。 また、この間ソリストとしてウィーン・フィル、ウィーン交響楽団と共演するとともに室内楽の分野でも活躍しており、 ウィーン・フィルハーモニー五重奏団、ウィーン弦楽三重奏団を創立した。

カール・ベーム、及びヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮のウィーン・フィルの全盛期の名コンサートマスターとして広く知られているとともに、 ウィーン楽派の重鎮として君臨していた。1994年8月14日、オーストリアにて75歳の生涯を閉じる。

新潟大学管弦楽団には1986年6月以来毎年来訪し、ご指導いただいていました。 1988年に指揮者として演奏会を開き、その後も90年、91年、93年の定期演奏会を指揮していただきました。

■ライナー・ホーネック(客演指揮者)

・略歴

1961年オーストリアのフォアアールベルク州(Vorarlberg)ネンツィング(Nenzing)に生まれ、7歳よりヴァイオリンを始める。 1969ウイーンに移りウイーン音楽大学に学ぶJ.Dorevo・E.Bertschinger・A.Staarに師事。 1977年ウイーンで開催された青少年音楽コンクールで優勝。 1978年ウイーン・フィルの「カール・ベーム財団」より奨学金を支給される。 1981年ウイーン国立歌劇場管弦楽団コンサートマスターに就任。 1992年ウイーン・フィルコンサートマスターに就任。

現在、ウイーンヴィルトゥオーゼンおよびウィーン弦楽ゾリステンのリーダーとしても活躍中。

・ホーネック先生との出会い(第18回サマーコンサート(1997年7月4日)プログラムより抜粋)

8年にわたって続いたヴォルフガング・ポデュシュカ先生と私たちの親密な師弟関係が、 ポデュシュカ先生の急逝という悲しい終わりを迎えてから、早くも3年の月日が流れました。 わずか3年とはいえ、メンバーが毎年確実に入れ替わる大学オケは、大きく変わってしまいます。 (中略)世代交代が進み、現在執行部として活動している3回生をはじめ、その団員のほとんどが、 ポデュシュカ先生の教えを受けたことのない世代となりました。 かつてウィーンの響きを目指していたことが、過去のものになってしまうことを残念に思う声も聞こえて来ました。

ポデュシュカ先生の夫人であるテレーザさんも、同じ思いを抱いていらっしゃったそうです。 そして、私たちのことを、ポデュシュカ先生のウィーンフィルでの後継者にあたり、 先生の生前から公私にわたって親しくしていらっしゃったというホーネック先生に話してくださいました。 今回の、夢のような出会いは、こうして始まりました。

はじめは、レッスンをみていただくということでした。それだけでも私たちは、大いに感激しました。 世界一のオーケストラのコンサートマスターが私たちのために1週間という時間を割いてくださることに、 これ以上の光栄はないとさえ思いました。それがなんと、指揮までしていただけるとは!

ホーネック先生がはじめて、医学部食堂の練習会場に立たれたときの緊張と、感動と、 その前ではじめてリストの「前奏曲」を弾いた後の先生の困ったような笑顔とを、私たちは忘れません。 先生の御指導は、弦楽器の弓使いのような技術面から、音の響き、音の表情にいたるまで、極めて緻密なものでした。 本来ならば技術的に未熟な私たちには大変難しいものになるところですが、 先生のユーモアあふれるお言葉と、先生自ら弾いてくださるヴァイオリンの音色の美しさに、 終始リラックスしたムードで進みました。また連日行われたコンパにも、気さくに参加してくださる先生のお人柄に、 団員の誰もが強く親しみを感じました。