自分の病気関係で出会いがありました


ネットで出会いといえば恋愛関係を多く聞きますが、私は自分の病気関係で出会いがありました。今回はその体験談をお話したいと思います。
私は10年以上、心療内科に通院していて、何度も何度も死を考えるような自分でもどうしようもない時期がありました。今も通院して薬は手放せませんが、今までとは考え方も変わったように思います。そのきっかけになったのがネットのブログです。
私の場合、ある程度閲覧してもらえることを前提とし、特定されない程度に少しフェイクを入れながらも、自分の生い立ちや病歴、今の生活環境など、自分の生活をブログに綴っていました。所詮素性のわからない相手ですから、自分のことをわかってもらおうなんて思っていなくて、「暇つぶしになればいいや」と本当に簡単に考えていました。
「今日は病院受診してきました」「今日の体調は良いです」といった風に、独り言のような内容でしたが、そんなブログでもだんだん閲覧してくださる方が増えてきて、コメントもやり取りして、徐々に気持ちが楽になっていきました。そして自分と同じ病気ということもあり、自分の苦痛をわかってくれていることが一番救われました。ネットを介してではありますが、私のことを考えてくれている人がいることで私自身が自分の存在を感じた瞬間でもありました。
そんなブログのやり取りの中で、同じ病気の自助会があることを教えた方と出会いました。たまたま同じ県内に住む方だったし、知らない相手と二人で会うことに不安を感じていたので、当日は現地集合という形で話が進みました。正直、「自助会」というと宗教やマルチまがい商法を連想し、不信感は多少ありましたが、「自分をわかって欲しい」「仲間が欲しい」という気持ちの方が大きかったです。ブログで仲間が出来たんだから、もしかしたらネット以外にも仲間が出来るかもという希望もありました。
現地に行ってみると、すでに数名集まっていて、お話されていました。内容は病気を含めた簡単な自己紹介から始まり、いくつかのテーマに沿って意見交換をしていくといった流れでした。この時点では、ブログの方は誰かわかりませんでしたが、参加されている方がみんな病気について真剣に考えてることが伝わりました。私も自分なりに意見をして、参加者に伝えることが出来たと思います。
ネットだと顔の知らない相手だから、相手はいないような感覚でストレス解消に酷い言葉を浴びせることも良く聞きます。画面と向き合いながら文章を書くのでそう感じるのかも知れませんが、やはり画面の向こうには同じように誰かがいることは間違いなく、考え方もさまざまです。私は顔の見えない相手だからこそ弱音や本音が言えて、心から救われました。
その時に参加したブログの方は精神保健福祉士を目指す大学生ということでした。可愛らしい子で、ブログでやり取りをしていたからか以前からの友人のように何でも話せました。その子もいろんな悩みがあると話していて、聞くことしか出来ませんでしたが、お互いスッキリしたと別れました。
みんなわからないけど、それぞれが悩みを持ち、どうしようもない時期がくるのかなと思います。自分にだけ与えられた悩みではなく、自分が乗り越えていく人生の課題だと思って今後も乗り越えるものなんだと、自分の中で何かが吹っ切れたような気がしました。
私は今回の件でネットでの出会いも悪くないと思いました。


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